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映画雑誌「南海」 NANKAI the movie magazine

マイケル・キートンの『スパイダーマン:ホームカミング』


『スパイダーマン:ホームカミング』を見た。
本格的な劇場用映画としては、サム・ライミ監督のシリーズから数えて3つめのシリーズだ。
まず率直に、こうもみじかい期間のうちに3度も新しいシリーズが作られたことに驚く。
そしていちおう、そのすべてに目をとおしている自分にも驚く。

『スパイダーマン:ホームカミング』の眼目のひとつは、
悪者に扮するマイケル・キートン、ということになると思う。
鳥型のスーツに身を包むキートンを見ながら、彼はいったい何度鳥になったのだろう、と思い返す。
『バットマン』『バットマン リターンズ』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、そして今回。
ひとりの俳優が一世一代の代表作を得るということについて、考えずにはいられない。

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で「復活」したマイケル・キートンだが、
残念ながらかつての輝きをとりもどしたとは言いがたい。
その原因はキートン自身の老いなのかもしれないし、作品との相性なのかもしれない。
『ラブ IN ニューヨーク』(82)や『ビートルジュース』(88)の頃のキートンを望むのは無理があるが、
『スパイダーマン:ホームカミング』を見ながら、「こんなもんじゃないだろう」と思ってしまう。
『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)のような役柄(ジャーナリスト)のときは、
さすがの貫禄、と評価したのだが......。
アメコミ映画に出ているキートンに対して、こちらの期待が高すぎるのかもしれない。

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  1. 2017/08/18(金) 09:40:48|
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