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映画雑誌「南海」 NANKAI the movie magazine

『見世物 6号』デザインしました。


この土日(2016年11月5日、6日)は大阪に行ってきました。
目的は見世物学会の総会。
怪しい響きですが、実際に怪しいです。
わたしには、とても居心地のいい集いでした。

わたし自身は見世物学会の会員ではありませんが、
学会誌『見世物 6号』(新宿書房)のデザインをやらせていただいた縁で、
今回の参加となりました。

この学会誌は、4回分=4年分の総会の記録を掲載しています。
総会といっても、メインは講演や放談会。
この4年間の主なキーワードを挙げれば、

見世物小屋の未来
追悼 山口昌男、種村季弘、小沢昭一
生(いき)人形
オートバイサーカス
会田誠と佐伯俊男
土方巽の暗黒舞踏
寺山修司と天井棧敷
......などなど、盛りだくさんの内容です。

そのほかに論考も収録されていて、
わたしが特にお薦めしたいのが、後藤護さんの論考
「「スペクタクル」としての畸形 及びセックス・ピストルズの闘争/逃走術について」です。
フリークスをスペクタクルというキーワードで論じ、
さらにセックス・ピストルズのフリークス性を論じる......と、わたしが説明するのには能力的に無理がありますが、
とにかくおもしろい。
イアン・デューリーの名前がさらっと出てくるあたりに、非常に共感をおぼえます。


わたしは本のデザインが専門なので、
普段からいろいろな本に携わっていますが、
この『見世物 6号』は特別な一冊となりました。
なぜなら、はじめて「『南海』編集人」という肩書でデザインしたから。
それまで、デザインの仕事と『南海』の仕事は分けて考えていましたが、
これを機に、その二つを同一化させていこうかな、と考えています。

日曜日に行ったみんぱくの「見世物大博覧会」もとても充実していました。
見世物を展示するとなれば、当然、ビラやポスター、絵看板などを展示することになるわけで、
見世物にまつわるグラフィックの大博覧会でもありました。
「電気人間」などの絵看板の実物を初めて見て、感動しました。
あと、多いのが、版画によるビラの類ですが、
これがまた元気で勢いのあるグラフィックデザイン。
とにかくたくさんの客に来てもらいたいぜという気持ちがビシビシ伝わってきます。

大阪の街の魅力もあり、とても新鮮な感動をおぼえる土日となりました。


『見世物 6号』新宿書房、2016年
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  1. 2016/11/08(火) 01:52:13|
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映画雑誌「南海」とは……

nankaivhs

Author:nankaivhs
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第3号発売中。特集=続編大爆発 [販売店拡大中 2017.3.26現在] ディスクユニオンシネマ館(東京・新宿) ビデオマーケット(東京・新宿) タコシェ(東京・中野) rare(大阪・大阪市西区) アップリンク(東京・渋谷) 古書ビビビ(東京・下北沢) 模索舎(東京・新宿) 誠光社(京都・河原町丸太町) ホホホ座(京都・左京区) シカク(大阪市・北区) シネマG(大阪市・北区) シネマスコーレ(名古屋市) たいむましんストア(ウェブ) B&B(東京・下北沢) BOOKS9(東京・渋谷) Kプラス(ウェブ) [お問い合わせ]lowbudget@live.jp(代表・桜井)

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